
前回のコラムでは、
「これからも、行きたい場所へ。」というテーマで、これからの人生を楽しむために、身体を大切にすることについて書きました。
今回は、少しだけ「自分のこと」について。
仕事、家族、子育て、日々の暮らし。
私たちは、その時々でさまざまな役割を担いながら過ごしています。
誰かのために動いたり、必要とされる役割を果たしたりすることは、とても尊く、幸せなことでもあります。
私自身も、結婚を機に夫の家業に入り、仕事をしながら二人の子どもを育ててきました。
振り返れば、夢中で過ごしたその時間も、かけがえのないものだったと思います。
でも、そんな毎日の中で、ついつい
「自分のことは、また今度」
となってしまうことがありました。
皆さんも、そんなことはありませんか?
58歳で、新しい世界へ
58歳のとき、私は思い切ってコンテストに挑戦しました。
ドレスを着て、人前に立ち、自分を表現する。
それまでの私には、全く縁のなかった世界です。
「この年齢で?」という気持ちもありましたが(笑)、それ以上に、
「やってみたい」
という気持ちがありました。
実際に飛び込んでみると、新しい出会いがあり、学びがあり、それまで知らなかった自分に出会う機会にもなりました。
そして改めて感じたのは、
いくつになっても、まだ知らない自分に出会えるということ。
コンテストに挑戦することが大切なのではなく、自分の中に芽生えた「やってみたい」という気持ちを、そのときは後回しにしなかった。
私にとっては、それが大きかったように思います。
「自分のため」は、身近なことから
もちろん、何か大きなことに挑戦する必要はありません。
行ってみたかった場所へ出かける。
会いたかった人に会う。
人目よりも、自分の「好き」で洋服を選んでみる。
新しいことを少し学んでみる。
あるいは、ゆっくりお茶を飲んだり、何もしない時間をつくったり。
そして時には、予定を詰め込みすぎず、「今日は無理をしない」と決めることも。
自分のために何かをすることも、自分のために何かをしないことも。
どちらも、自分の気持ちに少し目を向けることなのかもしれません。
誰かのために過ごす時間も大切にしながら、ときどき、
「私は、どうしたい?」
と自分にも聞いてみる。
これまで大切にしてきた役割もそのままに、
自分の「好き」や「やってみたい」、そして「心地よい」も、少し大切にしてみる。
そんなバランスが、これからの日々を少し豊かにしてくれるような気がしています。
今日の問い
あなたが「いつか」と思いながら、後回しにしていることはありますか?
大きなことでなくても。
身近な何かを始めることでも、
少し休むことでも。
今日は少しだけ、
「私は、どうしたい?」
と、自分に聞いてみませんか。